「京都・清水焼」は、あまりにも多種多様で多岐多彩なため、「織部」「備前」などの様に、はっきりとした特徴を挙げる事ができません。
“特徴がないところが清水焼の特徴”とも言われるほどです。つまり、作家・窯元それぞれが自由な作風で創作し、伝統を守りつつも形式にとらわれない自由さを許容しているのが「京都・清水焼」なのです。
あまり知られておりませんが、「京都・清水焼」の窯元達は、江戸時代各地の窯に招かれて指導にあたりました。したがって、各地の「焼もの」に多大なる影響を及ぼしているのです。したがって、現代に伝わる和食器の源流は「京都・清水焼」と言っても過言では無いと考えます。
また発生依頼、明治に遷都されるまでの長きに渡り日本の中心地、都であった京都に育まれた「京都・清水焼」は、最高の技術と意匠を兼ね備えた最も日本らしい「焼きもの」である事は間違いありません。
それらは優雅で味わい深い高級芸術品と言って憚らない日本の代表的な伝統工芸品であり、所有する人に和の心と最高の満足を伝えるものなのです。
さらに、京都・清水の窯元は、弊社の有る大阪より1時間足らずで到着します。そして、皆様に代わって直接名工や作家の方々と話しをし、手にとって触れた作品自信の作品のみをご紹介する。それが京都・清水焼へのこだわりであり、こだわれる所以なのです。
京都清水焼 『和の暮らし』 / copyright(c) 2002-2014 EBES. All rights reserved.